

序文と第一章〜第六章の後の付録です♪(推敲中)
『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』を第六章まで書き終えて、たのしく推敲をしていて…「あ!朗読会についても皆さまと共有したい」と思いました。それで、付録を書きました。(ふだんの口調にもどってます♪) どうぞお読みになってください(^^♪ 【付録 朗読会について】...
2025年3月15日


新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法ー 序文
『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』と題して文章を書いています(^^♪ 全六章をひとまず書き終わり、いま推敲中です(本になるかな〜♡)。序文、よろしければお読みください(^^) 【序文】 かつて朗読は、声を出して読む行為であり、声による伝達と表現の手段だった。...
2025年2月26日


朗読の本質
朗読という行為は、明治時代に一度死にました。そして、 生まれ変わった状態で、今ここに存在しています。 かつての朗読、つまり明治時代に死んだ朗読は、文学作品を声を出して読む行為であり、聴き手に伝えるための表現でした。しかし、小説の誕生によって文学作品そのものが変化し、朗読はその役割を終えたのです。 文学は、出来事を語るものから人間の思考や感情を掘り下げるものへと進化しました。伝達の言葉ではなく、思考の言葉が重視されるようになった結果、音声で聴き手に伝える手段としての朗読は衰退し、声を出さない「黙読」が定着しました。 ところが、黙読ではどのように読めばよいかを子どもたちに教えられないという問題が生じました。そこで、教育の場では再び声を出して読む「音読」が生まれました。そして、「ただ声を出して読むのが音読、創意工夫して読むのが朗読」という誤解が広まりました。しかし、創意工夫して読むのは朗読ではなく、「創意工夫した音読」に過ぎません。 小説の誕生によって一度死んだ朗読が、生まれ変わるためには、新しい意味を持つ必要がありました。それが、 「語り手の体験と同
2025年2月16日


朗読しましょ♪
朗読 を、(詩や小説を語り進める)語り手の体験と同じ体験を 自分の身体を使って 試みる行為だととらえてみましょう。目指すゴールなどありませんよ。ただただ学ぶことを愉しめばいいんです。 言葉を手がかりに体験を見つけて、他者の体験を(自分の身体を使って)試みる 朗読という読書...
2025年1月30日


台本にするの、やめてね☆
小説や詩は、すでに完成した作品です。「音声表現の台本」ではありません。音声を与えようとか、声で表現しようとかするのではなく、文学体験ができるといいですね。 ところで。AIによる「朗読家」の概要をご存知でしょうか。現時点では以下のようにまとめられています↓ 【朗読家は、詩歌や文章などの作品を読み上げ、鑑賞や批評を行う人のことを指します。朗読には、読み手の解釈や感情が加味されることで、聴き手の五感を刺激し、新たな想像の世界を創り出す魅力があります。…】 なるほどと思いますか?誤解が生まれないでしょうか。わたしは、「読み上げ」るという言い回しから、文字を見ている姿を思い浮かべてしまいます。朗読家は、文字を見てはいません。文字の向こうに作品世界を見ています。語り手と同じものを見ようとしています。 朗読家は、小説や詩の言葉が促すように「文学体験」をしているのです。音声は、体験とともに生まれる言葉についてきています。文字を読み上げているのでもなければ、言葉をどのように表現しようかと考えて声を出しているのでもありません。 AI概要にある「聴き手」という言葉も誤
2025年1月21日


朗読で文学体験しましょ(^^♪
朗読 は、わたしたちを 「文学体験」へと導いてくれる読書方法 です♪ 文学体験できたとき、すなわち、他者である「語り手」の体験を 他人事ではなく自分ごととして体験 できたとき、その作品は、もっともエネルギーを高めて、多くの学びをわたしたち読者に与えてくれるのでしょう(^^♪...
2025年1月14日


☆ 推察するのって愉しいですよ〜(^^) 観察→推察→追体験
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も文学作品の朗読で、脳を育てる読書を愉しんでいらっしゃいますか? さて。文学作品の朗読は、[音声を与える行為]ではなく、[音声を授かる行為]。〈語り手〉や発話者の体験を探り、同じ体験を試みることで、作品世界で響いている音声に出逢えるかもしれません(^^♪ わたしたちは、まず、〈語り手〉の語りや登場人物の発話をじっくりと観察しましょう。観察したら、つぎは推察です。言葉が生まれるメカニズムを探っていきましょう。 この言葉はどのように生まれたのだろう? このように問いをたてて、〈語り手〉や登場人物の身体の様子・脳の様子を推察しましょう♪ 身体の様子 とは、 どのように五感を使っているのか とか、 どのように身体を使っているのか とか、 どのような身体の状態になっているのか とかですし、 脳の様子 とは、 どのような思考をしているのか とか、 どのような感情になっているのか とか…。 この推察をすっ飛ばして、安易にわかった気になって表現しようとすると、「わたしの表現はだいじょうぶかしら?」と、不安に
2024年7月31日


「文学作品の朗読教室」へようこそ(^^♪
なにを朗読するのかによって、「朗読」の中身は異なります。 文学作品の朗読 は、アナウンス原稿の朗読のように、わかりやすく読み上げて聴き手に届ける行為ではありません。 じっくりと言葉をいつくしみ、言葉とともにある体験をていねいに探り、(文字として存在している)言葉が本来持って...
2024年7月16日


★ あなたは何を受けとった?
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も、文学作品を朗読する 脳育読書 を愉しんでいらっしゃいますか?〈語り手〉の追体験を試みているならば、声を伴わなくても文学作品の朗読ですね(^^♪ さて。朗読した文学作品から、あなたは何を受けとったでしょうか? 時間をかけて朗読してきたあなたは、初読もしくは数回読んだときには思いもしなかったものを、いま、受けとっているかもしれませんね。これは、 あなたの脳が変わった ということ。だって、作品自体はなにも変わっていないのですから…ね♪ 優れた小説の〈語り手〉は、わたしたちの知識を増やすために語っているわけではありません。虚構空間を創るために、すなわち、 わたしたちが新しい体験を得る場を創る ために、語っています。ですからわたしたちは、ワクワクしながら 新しい体験を愉しみましょう (^^) 先日のレッスンで、何か受けとってくださいましたか?何を受けとってくださったでしょう? わたしはいつも、 あなたが新しい体験をしているかどうか を聴いています。どういうことかというと…音声を通して、 あなたの体
2024年6月30日


発話のメカニズムをていねいに探る 例えば…森絵都さんの『こりす物語』
いつもブログをお読みくださってありがとうございます。今日も文学作品を朗読して、脳育を愉しんでいらっしゃいますか♪ さて。わたしたち朗読者は、言葉が生まれる際の知覚・思考・行動を ていねいに探り 、〈語り手〉や発話者(登場人物)に対する理解を少しずつ深めていって、同じ体験を試みます。〈語り手〉によって語られた言葉/発話者によって発話された 言葉がもっている音声を知りたい からです。たとえば、森絵都さんの作品『こりす物語』の冒頭部分をみてみましょうか。〈語り手〉は次のように語っています。 ちいさな、ちいさな、りすでした。 音声表現するひと(=声を与えようとするひと) は、観察と推察に時間をかけず、(わかったわ。この〈語り手〉は、りすがちいさいことを強調したいのね)と 解釈 して、その 解釈を音声表現に反映 させようとしがち。どのような声を出そうか、どこで間を取ろうか等々を工夫する。これは、いまの脳で処理しようとする態度といえそうです。 朗読したいひと(=体験しようとするひと) は、解釈しません。解釈するとはわかったことにする行為ですから、解釈せずに、
2024年6月21日


“文学作品の朗読”で脳育♪
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も“文学作品の朗読”を愉しんでいらっしゃいますか?声を伴う伴わないにかかわらず、〈語り手〉の体験と同じ体験を試みていれば…それは文学作品の朗読だと考えましょう♪ 脳を育てるには、文学作品の朗読がいいですよ〜と、日々ワク...
2024年6月17日


☆ 物語や小説の言葉について
いつもブログをお読みくださってありがとうございます。今日も文学作品の朗読 (=〈語り手〉を追体験する試み) を愉しんでいらっしゃいますか?脳内で追体験するときには声は出ません。身体を使って追体験するときには声が出ます。声を伴う伴わないにかかわらず、...
2024年5月11日


脳(心)を育てる読書 例・森絵都さん作『こりす物語』
いつもブログをお読みくださってありがとうございます。今日も 文学作品の朗読 を愉しんでいらっしゃいますか? 文学作品とは、文に学ぶ作品。 学ぶことで、わたしたちの脳(心)が成長する作品 ととらえるのはいかがでしょうか(^^♪ 朗読とは、もちろん、声を出して読む行為ではなくて、 文学作品の〈語り手〉を追体験する行為 ととらえてくださいね! さて。素敵な文学作品であっても、 受け取るわたしたち次第 で、文学作品ではなくなってしまいます(^^; たとえば…朗読教室で取り組む森絵都さんの『こりす物語』。 小説には唯一無二の〈語り手〉が存在 するとお話ししましたね。『こりす物語』の〈語り手〉を、わたしたちは〈語り手M〉と名付けました。この〈語り手M〉に注意を払わずに読むと… 「そりゃあ、冬眠する冬に、女の人のうちでくるみケーキや美味しいもの食べてたら、体も大きくなるわよね」 といった感想で、この作品は消費されてしまうかもしれませんし、 「人間の嫌な側面にふれて、人間にうまく合わせることができるようになったこりす…。社会を知り、小賢しく成長したこりすの話なの
2024年5月8日


オトナ世代も!脳を育てよう(^^♪
脳がなんと100歳になっても成長を続ける臓器だというのは、皆さまもうすでにご存知ですよね!脳内ネットワークが増えることで、脳細胞の減少もカバーできるとのこと。上手に使えば、わたしたちオトナの脳も成長してくれるのですね(^^)...
2024年3月20日


小説の〈語り手〉を追体験して(=朗読して)、新しい体験を増やす♪
小説は、すぐ解釈するものではなく、まず体験するもの。作品世界を、(他人事ではなく)自分ごととして体験することで、わたしたちは、新鮮な感覚や瑞々しい心情に出逢うことができます♪ 小説には、小説を語り進める〈語り手〉がいて、わたしたちに、どのように体験すればよいかを教えてくれま...
2024年2月14日


今年もたいへんお世話になりました。感謝(^^)
前回のブログの続きです(^^) 皆さまとのやり取りで、さまざまなことに気づけます。深く考える機会を頂戴します。有り難いことだと心から感謝しています! お返事できないときもあると思いますが(ごめんなさい!)、ぜひどんどんドシドシご質問やメッセージを寄せてください。会話は大事♪...
2023年12月28日


嬉しいやり取りに感謝です(^^)
朗読教室受講生の皆さまとのLINEのやり取り。うれしいので少しご紹介させていただきます(^^♪ ☆☆☆☆☆。…。。。☆☆☆…。。 Kさま:ブログ更新ありがとうございます。 私の今の朗読は、字を読み、体は緊張で固まります。先生の教えは、語り手を追体験し体と右脳使うと理解してい...
2023年12月19日


文字で届くことを望む言葉。音声で届くことを望まない言葉。
小説を朗読する際に、「どう音声表現しようかしら?(=どのような声を出そうかしら?どのような間を取ろうかしら?どのような緩急をつけようかしら?等々)」と、思ってはいないでしょうか?「朗読は音声表現」という通念を鵜呑みにすると、小説はその台本だと思ってしまいますよね…。そして、自分の作品理解が浅薄なことに気づかない。気づけない。だって…小説は音声で届けられるものだと思っているわけでしょう?ところが❗️優れた小説は奥が深くて、とうてい音声で聴き手に届けられる性質のものではない。 「じゃあ、小説は朗読できないの?」 いいご質問!「朗読は音声表現だ」と思い込んでいると、そうなりますよね。文章が、音声を必要とするものから音声を必要としないものに(=音声で届くものから文字で届くものに)変化したことで、音声表現としての朗読は存在意義を失いました。空洞化した朗読にしがみつくのではなくて、わたしたちは、文字で届く文章とセットになる朗読を、あらためて定義すればいい。それが生産的だと思います(^^) 【小説や詩の朗読は、〈語り手〉の追体験を試みる行為である】...
2023年12月13日


朗読の定義
朗読は、朗読だけで存在するわけではありません。朗読は、いつも文章ととともにありますよね。そう、 朗読は文章とセットで存在 します(^^) 文章には、音声で届けることを前提とした文章もあれば、文字で届けることを前提とした文章もあります。 前者の中には、アナウンス原稿の文章や、上演台本の文章が、後者の中には、小説の文章がありますね。 では、それぞれの文章とセットの朗読は、いったいどのようなものでしょうか❓ アナウンス原稿や上演台本の文章は、音声を伴って完成する文章です。これらの文章とセットの朗読は、声を出して読む行為であり、朗読者の 音声表現 だといえるでしょう。朗読者が語り手になればいいのです。 それらとは違い、 文字で一人ひとりの読者に届く文章、音声で聴き手に届けることはできない文章 があります。例えば…芥川龍之介や志賀直哉の 奥深い小説 の文章です。こういった文章とセットの朗読は、音声表現ではありえませんね。 小説誕生以降の世界を生きるわたしたちにとって、 小説とセットの朗読というのは、あらためて定義する必要がある ものなのでしょう。 【小説の
2023年10月4日


★ 〜朗読のある読書会〜、有意義な時間をありがとうございました!
先日、『朗読のある読書会』を開催しました(^^♪ 小説の朗読や聴読について30分ほどお話ししてから、一つの作品(朗読で30分ほど)を4名でリレー朗読して、最後に、ご参加くださった聴読者の皆さまから感想をいただく、という流れで進めました。皆さま素晴らしい集中力でしたね!お疲れさまでした。感謝の気持ちでいっぱいです(^^) お力を貸してくださったホールの担当者さま、あたたかいご配慮をいただき、心よりありがとうございました。 朗読してくださった皆さまの感想から一部抜粋して(コメントをすこし添えて)ご紹介します♪ ひろえさま:「自分の経験で「こういうことね」と『解釈』を加えて読むと、まったく別の作品世界になってしまいます。レッスンでは、作品に書かれていることを忠実に読んでいくことを学べたと思います。繰り返し繰り返し、朗読するうちに、語り手が本当に語っていることを感じ取っていけた気がします。」 →読み深めていけるステキな作品に出会うことができてよかったです♪ 「作品に書かれていることを忠実に読んでいく」というのは、 「〈語り手〉の語りを歪めずに受け取る」.
2023年9月25日
