

☆ 推察するのって愉しいですよ〜(^^) 観察→推察→追体験
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も文学作品の朗読で、脳を育てる読書を愉しんでいらっしゃいますか? さて。文学作品の朗読は、[音声を与える行為]ではなく、[音声を授かる行為]。〈語り手〉や発話者の体験を探り、同じ体験を試みることで、作品世界で響いている音声に出逢えるかもしれません(^^♪ わたしたちは、まず、〈語り手〉の語りや登場人物の発話をじっくりと観察しましょう。観察したら、つぎは推察です。言葉が生まれるメカニズムを探っていきましょう。 この言葉はどのように生まれたのだろう? このように問いをたてて、〈語り手〉や登場人物の身体の様子・脳の様子を推察しましょう♪ 身体の様子 とは、 どのように五感を使っているのか とか、 どのように身体を使っているのか とか、 どのような身体の状態になっているのか とかですし、 脳の様子 とは、 どのような思考をしているのか とか、 どのような感情になっているのか とか…。 この推察をすっ飛ばして、安易にわかった気になって表現しようとすると、「わたしの表現はだいじょうぶかしら?」と、不安に
2024年7月31日


エッセイ掲載♪
コモンズ・ランガージュ(旧 愛知教育大学 国語教育研究会)から発刊された『ランガージュ2』に、エッセイとして、「朗読講座での実践」を掲載していただきました。谷川俊太郎さんの『序詩』を取り上げたレッスンの記録です。 砂川誠治先生、たいへんお世話になりました。取り上げてくださっ...
2024年7月19日


「文学作品の朗読教室」へようこそ(^^♪
なにを朗読するのかによって、「朗読」の中身は異なります。 文学作品の朗読 は、アナウンス原稿の朗読のように、わかりやすく読み上げて聴き手に届ける行為ではありません。 じっくりと言葉をいつくしみ、言葉とともにある体験をていねいに探り、(文字として存在している)言葉が本来持って...
2024年7月16日


★ あなたは何を受けとった?
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も、文学作品を朗読する 脳育読書 を愉しんでいらっしゃいますか?〈語り手〉の追体験を試みているならば、声を伴わなくても文学作品の朗読ですね(^^♪ さて。朗読した文学作品から、あなたは何を受けとったでしょうか? 時間をかけて朗読してきたあなたは、初読もしくは数回読んだときには思いもしなかったものを、いま、受けとっているかもしれませんね。これは、 あなたの脳が変わった ということ。だって、作品自体はなにも変わっていないのですから…ね♪ 優れた小説の〈語り手〉は、わたしたちの知識を増やすために語っているわけではありません。虚構空間を創るために、すなわち、 わたしたちが新しい体験を得る場を創る ために、語っています。ですからわたしたちは、ワクワクしながら 新しい体験を愉しみましょう (^^) 先日のレッスンで、何か受けとってくださいましたか?何を受けとってくださったでしょう? わたしはいつも、 あなたが新しい体験をしているかどうか を聴いています。どういうことかというと…音声を通して、 あなたの体
2024年6月30日


“文学作品の朗読”で脳育♪
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も“文学作品の朗読”を愉しんでいらっしゃいますか?声を伴う伴わないにかかわらず、〈語り手〉の体験と同じ体験を試みていれば…それは文学作品の朗読だと考えましょう♪ 脳を育てるには、文学作品の朗読がいいですよ〜と、日々ワク...
2024年6月17日


例えば『夢十夜』「第一夜」のラストシーン。言葉、自分から生まれていますか?
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も文学作品の朗読、言い換えると、〈語り手〉を追体験して脳を育てる読書、愉しんでいらっしゃいますか?声を伴うか伴わないかにかかわらず、 〈語り手〉追体験を試みているならば、どちらも文学作品の朗読 ですね(^^) さて。文学作品を、音声表現の台本だと捉えていると、作品から学ぶことはできず、脳を育てる読書にはなりません。 文学作品から学ぶには、「音声表現する」のではなく、「朗読する」。 文学作品の語りの言葉は、〈語り手〉から、そのとき、その場で、生まれているのでしたね。それって、わたしたちが朗読するとき…すなわち〈語り手〉追体験を試みるとき、 言葉は、朗読するわたしたちから、生まれてくる ということ。いいですか?あらかじめ用意された言葉のように、 解釈したり、創意工夫して音声を与える言葉ではない ということですね。 ちなみに。夏目漱石『夢十夜』「第一夜」の最後の段落は、学びの宝庫だと思います。 たとえば… [暁の星がたった一つ瞬いていた。] という語りを考えてみましょうか。 「ふーん、暁の星が、た
2024年6月10日


☆ 物語や小説の言葉について
いつもブログをお読みくださってありがとうございます。今日も文学作品の朗読 (=〈語り手〉を追体験する試み) を愉しんでいらっしゃいますか?脳内で追体験するときには声は出ません。身体を使って追体験するときには声が出ます。声を伴う伴わないにかかわらず、...
2024年5月11日


脳(心)を育てる読書 例・森絵都さん作『こりす物語』
いつもブログをお読みくださってありがとうございます。今日も 文学作品の朗読 を愉しんでいらっしゃいますか? 文学作品とは、文に学ぶ作品。 学ぶことで、わたしたちの脳(心)が成長する作品 ととらえるのはいかがでしょうか(^^♪ 朗読とは、もちろん、声を出して読む行為ではなくて、 文学作品の〈語り手〉を追体験する行為 ととらえてくださいね! さて。素敵な文学作品であっても、 受け取るわたしたち次第 で、文学作品ではなくなってしまいます(^^; たとえば…朗読教室で取り組む森絵都さんの『こりす物語』。 小説には唯一無二の〈語り手〉が存在 するとお話ししましたね。『こりす物語』の〈語り手〉を、わたしたちは〈語り手M〉と名付けました。この〈語り手M〉に注意を払わずに読むと… 「そりゃあ、冬眠する冬に、女の人のうちでくるみケーキや美味しいもの食べてたら、体も大きくなるわよね」 といった感想で、この作品は消費されてしまうかもしれませんし、 「人間の嫌な側面にふれて、人間にうまく合わせることができるようになったこりす…。社会を知り、小賢しく成長したこりすの話なの
2024年5月8日


朗読レポートfrom千恵さま♪
[【読み上げる】【伝える】【表現する】という観念で朗読を始めました。朗読は、おそらく芝居とそう変わらず、それゆえに、芝居を続けてきたわたしには出来るのではないか?という単純な見込みです。しかし続けていくうちに、芝居の感覚だけでは足りない何か…にぶち当たりました。]...
2024年5月1日


朗読レポートfrom暁子さま♪
いつもブログをお読みくださってありがとうございます! 今回は暁子さまから頂いたメッセージ(もう半年ほど前になりますが🫢💦)をご紹介させていただきます↓ [私はこれまで、朗読は、作品に描かれた世界を音声で聞き手に届けるものだと思ってきました。先生のお話を聞き、〈語り手〉の...
2024年4月29日


オトナ世代も!脳を育てよう(^^♪
脳がなんと100歳になっても成長を続ける臓器だというのは、皆さまもうすでにご存知ですよね!脳内ネットワークが増えることで、脳細胞の減少もカバーできるとのこと。上手に使えば、わたしたちオトナの脳も成長してくれるのですね(^^)...
2024年3月20日


『夢十夜』より「第一夜」を読む -2-
小説の〈語り手〉は… ❶知覚して言葉が生まれる体験 ❷思考して言葉が生まれる体験 ❸行動して言葉が生まれる体験etc [〇〇して言葉が生まれる体験]をしていると考えて、「第一夜」の〈語り手〉である男の[言葉が生まれる体験]を探ってみましょう♪ 【①】 ①の男の身体は、寝起きでぼーっとしているように感じます。(あー自分、いま夢見てたなー、きれいな女がいたなー、穴ほったなー…)と記憶をゆるくたどりながら、「こんな夢を見た」という言葉が生まれたのでしょう←❷。さっそく②から夢の世界に戻っていってますから、①はしっかりと覚醒して語るのではない、のでしょうね(^^) 【②】 ②は時間軸の行ったり来たりが面白いと思いました。この②のシーンで、女は2回「もう死にます」と言ってる?それとも1回? 最初の文は、3つの語りでできていますね。「腕組をして枕元に坐っていると」と、「仰向に寝た女が」と、「静かな声でもう死にますという」の3つ。 この男、ぼーっとした頭で語り始めるのでしょう。(自分、なんだか腕組んでるよな〜、場所は…枕元なんだろうな〜)程度の認識から、「腕組
2024年2月24日


『夢十夜』より「第一夜」を読む -1-
「第一夜」の〈語り手〉は、自分のことを「自分」と呼ぶ男ですね。この作品を、朗読(←〈語り手〉の追体験を試みる行為と再定義しました)という読書メソッドで読み深めてまいりましょう(^^♪ 話を進めやすくするために、最初に形式段落で14に分けておきましょうか。お手元の原稿に、番号(①〜)を記入しておいてくださいませ。出だしの言葉をかいておきます。 ①こんな夢を ②腕組をして ③自分は透き徹る程 ④じゃ、 ⑤しばらくして、 ⑥自分は、 ⑦自分は黙って ⑧自分は只 ⑨自分はそれから 10 それから星の 11 自分は苔の 12 しばらくすると 13 自分は 14すると石の まずは1回(でも2回でも何回でもいいですが)最後まで読んで、なにが語られているのかを理解しましょう。 【女の臨終に居合わせた男が、女に言われた通り100年も女を待ち続けるという、夢の話だな〜】 といったところでしょうか。初読の感想としては、(なんだかわけのわからない話だわ、まぁ夢だものね〜)とか、(100年も待ち続けるなんて、ほんと暇な男だ)とか、(女への一途な思いが通じて、百合になった女
2024年2月20日


小説の〈語り手〉を追体験して(=朗読して)、新しい体験を増やす♪
小説は、すぐ解釈するものではなく、まず体験するもの。作品世界を、(他人事ではなく)自分ごととして体験することで、わたしたちは、新鮮な感覚や瑞々しい心情に出逢うことができます♪ 小説には、小説を語り進める〈語り手〉がいて、わたしたちに、どのように体験すればよいかを教えてくれま...
2024年2月14日


朗読読書会2024
夏目漱石・作『夢十夜』の『第一夜』は、掌編ですけれども、たいへん奥深い小説です。とてもとても“音声”で“聴き手”に届けられる作品ではありません。したがって、この作品に対応するのは、「音声表現する朗読」ではなく、「〈語り手〉を追体験する朗読」ということになりますね(^^)...
2024年2月8日


あけましておめでとうございます✨
あけましておめでとうございます🎍 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 皆さまにとって喜びいっぱいの年となりますように☆彡 【2024年3月イベントのご案内】 宗川諭理夫さまと高田映介先生のお力をお借りして、3月3日(日曜)『朗読読書会』を開催することとなりました。...
2024年1月1日


今年もたいへんお世話になりました。感謝(^^)
前回のブログの続きです(^^) 皆さまとのやり取りで、さまざまなことに気づけます。深く考える機会を頂戴します。有り難いことだと心から感謝しています! お返事できないときもあると思いますが(ごめんなさい!)、ぜひどんどんドシドシご質問やメッセージを寄せてください。会話は大事♪...
2023年12月28日


嬉しいやり取りに感謝です(^^)
朗読教室受講生の皆さまとのLINEのやり取り。うれしいので少しご紹介させていただきます(^^♪ ☆☆☆☆☆。…。。。☆☆☆…。。 Kさま:ブログ更新ありがとうございます。 私の今の朗読は、字を読み、体は緊張で固まります。先生の教えは、語り手を追体験し体と右脳使うと理解してい...
2023年12月19日


文字で届くことを望む言葉。音声で届くことを望まない言葉。
小説を朗読する際に、「どう音声表現しようかしら?(=どのような声を出そうかしら?どのような間を取ろうかしら?どのような緩急をつけようかしら?等々)」と、思ってはいないでしょうか?「朗読は音声表現」という通念を鵜呑みにすると、小説はその台本だと思ってしまいますよね…。そして、...
2023年12月13日


コモンズ・ランガージュ×ナラティヴ・メソッド研究会
先週の土曜日11月18日、愛知教育大学で開催されたコモンズ・ランガージュ×ナラティヴ・メソッド研究会「物語教材の分析と授業」に参加させていただきました。最新最先端のチャレンジについて学ぶ機会に恵まれて、本当に幸せです。感謝申し上げます(^^)...
2023年11月21日
