top of page
プロフィール
登録日: 2022年9月24日
記事 (93)
2025年10月25日 ∙ 2 分
新しい朗読ー「語り手の言葉なんだ!」と何度でも思いましょう♪
わたしたちが朗読教室で取り上げる詩や短編小説は、「文学作品」とよぶにふさわしい奥深いものです。 その作品世界は、唯一無二の語り手の言葉によってーーなんと言葉だけで!ーーわたしたちの右脳に立ち現れてきます。 わたしたちが朗読する言葉は、アナウンス原稿に並ぶ伝達の言葉とは異質のものです。左脳で処理するのではなく、右脳を使って「語り手の身体のありようや五感・脳のはたらき」を感じとりましょう(←ステップ1)。そして、「語り手と同じ身体のありよう」をして、自らの五感と脳を「語り手と同じように」と意識してはたらかせてみましょう(←ステップ2)♪ いつもこのようにお話ししています。しかし、ときに、ステップ1・ステップ2に取り組むことなく、つい、自分の思い込みの中で、方向の違う取り組みを続けてしまうことがあります。 「どんな表現が適切かしら?」「どのような声を出そうか?」「きっとこういう声がふさわしい!」「このように表現するのがぴったり♪」といったような従来通りの思考に囚われているのかもしれません。 このような考えが浮かんだら、「あ、違った!これは語り手の言葉だった!だから私は、未だ判断しない‼...
15
0
2
2025年10月10日 ∙ 4 分
新しい朗読ー文学作品を読むということー
多くの人の前で朗読する際には、どうしても聞いている人を意識してしまいますよね。 朗読を伝達行為と捉えると、うまく読めているか、声は聞き取りやすいか、間違えないか。そのようなことが気になります。 ここで少し、朗読と文章の関係について考えてみましょう。朗読と文章は切り離せません。文章の種類によって、朗読のありようも変わると考えるのが自然ではないでしょうか。 アナウンス原稿のような文章の朗読は、まさしく伝達行為だと考えられます。では、フィクションはどうでしょう?アナウンス原稿の朗読と同じような伝達行為なのでしょうか? たとえば絵本。一度読めば理解できるわかりやすい文章は、 音声でも手渡すことができそうです。 音声のほうが豊かに届く場合も多々あると思います。でも、伝達行為という言葉ではしっくりきません。 絵本の朗読ー読み聞かせをする際には、「私がわかりやすく伝える」「私が魅力的に表現する」というより、「私はただ作品世界を生きる。そうすることで、聞き手もまた作品世界を生きることができるんだ」 といった心持ちで、体験をたのしむのがいいのだろうと思います。作品世界を...
138
0
7
2025年10月2日 ∙ 1 分
朗読の授業〜名古屋西高校2025
9月〜12月、名古屋西高校の三年生の皆さんに向けて、朗読の授業を行っています。 こうして毎年この時間を持てて本当にありがたいです。私は幸せ者だなぁと感謝の気持ちが湧いてきます♡ 朗読の概念を更新し、読書法として活用することで、文学作品への向き合い方がぐっと深まります。...
45
0
3
marikoroudoku
管理者
その他
bottom of page
