

朗読会について
[はじめに] 『新しい朗読』は、語り手の体験を、自分の体験として生きることを目指す読書法です。そのために、自らの五感と身体、そして脳を自在に使います。語り手の体験に接近しようと試みたその先に、朗読会という「体験を共有する場」があるのです。 [朗読会とは]...
2025年6月10日


朗読ってなんだろうと思ったことのある方へ…「創意工夫した音読」じゃない。朗読はもっとずっとたのしい♪
私はかつて、「朗読」とは、自分の解釈を反映させた読み上げ行為だと思っていました。けれど、いまならはっきり言えます。 本来の朗読は、もっと自由で、さらにたのしい営み です。 そもそも、日本の物語に「語り手」という概念が明確に登場したのは、実はそれほど古いことではありません。 たとえば『竹取物語』や『源氏物語』『平家物語』『南総里見八犬伝』などでは、語る主体が明示されておらず、物語は出来事や事件の連なりとして語られていました。だからこそ、琵琶法師や講談師のように、語り手の役割を朗読者が担うことも可能だったのです。 ところが明治時代になると、西洋小説の影響を受けて、日本文学にも「語り手」という存在を意識する動きが生まれます。坪内逍遥は『小説神髄』でその理論的枠組みを示し、二葉亭四迷は『浮雲』でその実践を試みました。 語り手は虚構世界に生きる独立した存在として描かれる ようになり、 小説の言葉も、「出来事を伝える道具」から「(語り手の)体験とともに生まれるもの」へと変化していきました。 これは朗読にとって、大きな転換点でした。語り手が独立した以上、読み手
2025年5月21日


体験の数だけ音声は生まれる
[体験の数だけ音声は生まれる] 「かなしみ」という言葉は、「悲しみ」「哀しみ」「愛しみ」「美しみ」などさまざまな漢字で表せると、批評家・若松英輔さんがテレビ番組で話していらっしゃいました。 若松さんのこのお話が、心に引っかかっていた記憶と繋がりました。...
2025年5月20日


語り手は現場主義② 山下明生作『はまべのいす』
[語り手は現場主義② 『はまべのいす』冒頭部分のレッスン風景] この日のレッスンでは、山下明生さんの作品に取り組みました。 以下は、『はまべのいす』の冒頭部分です。それぞれの文に番号を付けておきますね。語り手は、ハマさんと名付けましょうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーー...
2025年5月18日


語り手は現場主義① なぜ虚構世界が必要なのか?
[語り手は現場主義① なぜ虚構世界が必要なのか?] なぜ、わざわざ虚構世界を創る必要があるのか?なぜ、語り手は「現場主義」なのか? ずいぶん前になりますが、『戦争を知らない世代に平和をどのように伝えていくのか』をテーマに谷川俊太郎さんが語るインタビュー記事を読んだとき、...
2025年5月17日


ほぼ推敲終了!
久しぶりのブログとなりました。皆さま、お元気にお過ごしでしょうか? 2月半ばから、『朗読』をまとめる作業をコツコツと進めてきて、やっと、ほぼ推敲が終わりました。伴走してくださった皆さまお一人おひとりに、心より感謝申し上げます(^^)...
2025年4月15日


序文 ようやく最終稿(^^)
新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法ー 【序文】 かつて朗読は、声を出して物語を伝える行為とされ、多くの人が「朗読=音声表現」と捉えてきました。ここであえて過去形を用いたのは、その時代背景を理解することで、現代における新たなアプローチの意義が浮き彫りになると考えたからです...
2025年3月20日


序文と第一章〜第六章の後の付録です♪(推敲中)
『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』を第六章まで書き終えて、たのしく推敲をしていて…「あ!朗読会についても皆さまと共有したい」と思いました。それで、付録を書きました。(ふだんの口調にもどってます♪) どうぞお読みになってください(^^♪ 【付録 朗読会について】...
2025年3月15日
