上演領域の読み語り/読書領域の朗読:陸上と水中の違い
- marikoroudoku
- 1月6日
- 読了時間: 2分
更新日:1 日前

[朗読の整理]
①従来の朗読(聞き手に向けた音声表現行為)を上演領域に戻し「読み語り」と呼ぶ
②読書領域には新しい朗読(語り手の追体験を試みる体験行為)を「朗読」として据える
上演領域は陸上、読書領域は水中、そんなイメージです。
■ 優劣の問題ではなく、環境の違い
「読み語り」と「朗読」は、比べるものではありません。前提となる環境そのものが違うからです。
陸上では、誰もが当たり前のように歩きます。
ですから、「歩幅」「歩く速さ」「歩くフォーム」など、さまざまな歩く技術が、最初から語られても、さほど違和感はありません。
でも、水中では、そうはいきません。
じつは、誰だって水中で浮きます。
でも、歩くことがすべてだと思っていると、浮くことが難しくなります。
水中でも歩こうとするからです。
もちろん、水中ではうまく歩けません。そして、「歩こう」という意識のままでは、浮きません。
まず、浮くこと。それがすべてです。
浮くためには、歩こうとしないことです。
「力を抜くこと」を覚え、「沈まない」と知ることです。
■ つべこべ言わずにやる
歩くことがすべてだと思ってしまうと、水中をイメージしづらくなります。
そして、「歩き方」の延長として、「泳ぎ方」を考えようとしがちです。
「泳ぎ方」は必要ありません。力を抜いて漂っていれば、そのうちに浮きます。
水に入らない人に、「浮くとは何か」を言葉で説明するのは、本当に難しい。
水中の感覚を、陸上の言葉で伝えることは困難です。
でも、「歩くんじゃないんだ」とは言えます。
■ 環境を示す
上演領域と読書領域の整理が必要なのは、文学作品を愉しみたい人や読み深めたい人に、「ここは水中だよ」と示すためです。
水に入ろうとする人は、この整理によって、「あ、ここは水中なんだ」と気づいてくれる気がします。
サロンドマリコのブログ記事が、そんなあなたの浮力になることを、こころから願っています。
☆この身体編の記事とともに、以下の理論編の記事もぜひお読みください。
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