『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』について、たくさんのご感想をありがとうございます!
- marikoroudoku
- 9月2日
- 読了時間: 6分
更新日:9月11日

『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』について、多くのご感想を頂戴しています。心より感謝申し上げます。いくつか抜粋してご紹介させていただきます。
この度はご出版おめでとうございます。新しい朗読の定義を明確にし、わかりやすくまとめられた本を手にして感無量です。
『やま』という詩では、自分の身体を使う、五感を使う、脳を使う、という体験の行程を繰り返しながら、語り手の体験に近づけたのではと思っています。(『はまべのいす』『百万回生きたねこ』等、わかった瞬間の喜びに胸躍りました)
この本を手元に置き、これからも面白がって脳を耕したいと思います。ステップ1の段階で理解できた気にならず、ステップ2の「言葉を離れて体験する段階」にチャレンジですね。ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
ーーYさま、共に歩いてくださって本当にありがとうございます♡(語り手の)言葉を離れて体験した結果、語り手とは異なる言葉が生まれたとき、悦びましょうね。なぜなら、自分自身の体験がわかるから。まず、自分の体験をうれしく受け入れる。すると、語り手と繋がる道の扉が開きます!ご一緒にゆっくりと少しずつ語り手の体験に近づいていきましょうね(^^)
まず最初に手にしてパラパラとページを捲ったとき、読みやすそう、読んでみようと思える本だなと思いました。今まで時間をかけて教えていただいたことが、コンパクトにわかりやすく書かれているので、迷ったときや不安になった時、すぐ手に取って確認できるのも嬉しいです。これから朗読を始めようと思っている方や、従来の朗読に取り組んでいる方々に、「新しい朗読」は、声をコントロールしたり、間を意識したりといった技術は必要なく、上手下手の評価もなく、ただただ体験することを目指したものであること。そして体験する過程の試行錯誤の段階で得られる様々なものが、自分の脳を耕して成長を促してくれることが伝わる内容になっているのではないかと思います。
個人的には、[第5章 新しい朗読が成長する脳を準備する]を何度も読み返しています。自分の脳内がどうなっているのかを想像しながら取り組んでいけるようになりたいと思っています。
[第1章 新しい朗読とは何か?]の(3)に書かれている「新しい朗読は、個人の内面の成長と、共同体的な学びの両輪によって支えられる、開かれた文学体験なのです」は、全くその通りだと実感しています。文学作品を薄っぺらい読み方しかしていなかった頃の私は、文学を学ぶって何をどう学ぶのか疑問に思っていました。それが、新しい朗読を通して皆さんと一緒に文学作品に触れていくうちに、その素晴らしさに気づき、文学を学ぶことの意味が少し理解できたような気がしています。
何年もかけて先生の理論を理解してきた私には、ああ朗読を始めたときからこの書籍を教本にしてほしかったなーという思いもありますが、時間をかけてきたからこそ、この書籍の素晴らしさがわかるのかもしれません。
最後に、この書籍をたくさんの人に手に取ってもらい、新しい朗読の素晴らしさと可能性を知っていただきたいです。
ーーHさま、どうもありがとう!第五章、何度も読んでくださって幸せです♡
「虚構世界を生きる」という言葉が、あらためて心に残りました。上質な文学作品には、私が言葉にできない感覚や感情、深い問題等が繊細に内包されています。従来の朗読では、表面的な情報の受け取りしかできず、深い受容は望めません。新しい朗読では、(作者が設定した)語り手の体験と同じ体験を朗読者が自ら試みることで、虚構世界での出来事を、自分事として体験することができます。
「体験に勝るものなし」
読書行為に新しい朗読を取り入れて、実体験をする場として成立させることは、とても意義深いことだと思います。
ーーKさま、力強いお言葉、こころよりありがとうございます!
新しい朗読に取り組むようになって、自分は文学作品を本当は理解できていなかったのではないかと思うようになりました。
文学作品を理解するためには、語り手の身体と五感と脳を推察することで、語り手理解を深める。次に、自分でその体験を試みる。でも、これが難しい。語り手を理解したつもりでも、語り手の言葉が生まれるところに行き着けない。自分の脳内にある自らの体験から生まれた言葉が立ちはだかる。
語り手体験を繰り返し、語り手理解を深め、カチカチ頭を柔らかくして文学作品を味わい、新しい自分に出会いたいと思います。
ーー新しい朗読に取り組もうと思う時点で、Fさまの頭はじゅうぶん柔らかいです♡新しい自分に出会いたい…最高ですね!できれば…「難しい」ではなくて「面白い」。「立ちはだかる」ではなくて「いてくれてありがとう!」と、意識を少しずつ変えていけるととてもステキです!
出版、出版記念イベントおめでとうございます。とても素晴らしいですね!
従来の朗読が「新しい朗読」に取って変わる、歴史的な瞬間に立ち会っていることに感動しています。レッスンを受けるきっかけは、還暦を過ぎて、何か新しい趣味のようなものを増やしたいと思ったからです。それほど大きな期待を持っていたわけではありませんでした。今は、少しずつ頭の中に新しい回路ができてきていると感じています。レッスンを受ける前より、明らかに幸せになってきているなと思います。新しい朗読すごいなぁと実感し始めています。ずっとずっと応援しますので、体に気をつけて精一杯多くの人々に新しい朗読の楽しさを教えてください。おめでとうございます。
ーーHさま、ありがとうございます!春からオンラインレッスンをたのしんでくださり感謝しています。たのしく取り組むから、脳に新しい回路が生まれますね!
石田さんの書かれた『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』、最後まで読ませて頂きました。朗読の世界も奥深いですね。出版記念朗読会では、「やま」という詩を深く読みましたが(今までの人生で3行をあんなに時間をかけて読んだ事がなかったです✨)頭の中に色んな情景を思いながら自分の経験した事と結び付けてその事を感じとりながら文章を読むと言う事を学ばせてもらいました。文章を深く読む事は自分を見つめ直す事が出来たり人の考えを認め共感する事に繋がるんだなぁと改めて感じました。
本の中に例として取り上げられていた「羅生門」の広い門の言葉を想像してたら話しの続きを読みたくなってきました。高校の現国の時間にこんな風に羅生門に出会ってたらもっと楽しく学べたんだろうなぁと思いました。
今からピアノのお稽古が始まりますが、朗読とピアノも共通する事が沢山ある事にも気づかせてもらいました。ピアノの曲を弾く時にも曲のイメージを掴んで弾くと聞いてる人にも同じ様な風景が頭に浮かんだりするので、朗読する人の体験とともに生まれる音声が、想像の世界へと連れて行ってくれるんですね💖本当奥深いです。近くに住んでたら私も石田さんの教室に通って人生豊かに過ごしたいって思いました。また色々教えてくださいね😊
ーーMさま、先日は金沢から出版記念朗読会にご参加くださって本当にありがとうございました!言葉がイメージを喚起してくれるーそこがスタート地点です。他者である語り手が見ているもの・体験していることに、皆で徐々に近づいていくレッスンは、心弾むひと時です。ぜひまたご一緒くださいね♡
このように多くの方が、「新しい朗読」を通して、文学の奥深さや新しい体験をたのしんでくださっています。『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』を手に取っていただき、本当にありがとうございます。
「新しい朗読」という読書法で、皆さまと豊かな文学体験をご一緒できることに、いまあらためてワクワクしています♪




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