

新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法ー 序文
『新しい朗読ー語り手の体験を生きる読書法』と題して文章を書いています(^^♪ 全六章をひとまず書き終わり、いま推敲中です(本になるかな〜♡)。序文、よろしければお読みください(^^) 【序文】 かつて朗読は、声を出して読む行為であり、声による伝達と表現の手段だった。...
2月26日


朗読の本質
朗読という行為は、明治時代に一度死にました。そして、 生まれ変わった状態で、今ここに存在しています。 かつての朗読、つまり明治時代に死んだ朗読は、文学作品を声を出して読む行為であり、聴き手に伝えるための表現でした。しかし、小説の誕生によって文学作品そのものが変化し、朗読はそ...
2月16日


朗読しましょ♪
朗読 を、(詩や小説を語り進める)語り手の体験と同じ体験を 自分の身体を使って 試みる行為だととらえてみましょう。目指すゴールなどありませんよ。ただただ学ぶことを愉しめばいいんです。 言葉を手がかりに体験を見つけて、他者の体験を(自分の身体を使って)試みる 朗読という読書...
1月30日


台本にするの、やめてね☆
小説や詩は、すでに 完成した作品 です。わたしたちが音声を与えることによって完成する、いわゆる「音声表現の台本」ではありません。音声を与えようとか、声で表現しようとかするのではなく、文学体験ができるといいですね(^^) ところで。AIによる「朗読家」の概要をご存知でしょうか...
1月21日


朗読で文学体験しましょ(^^♪
朗読 は、わたしたちを 「文学体験」へと導いてくれる読書方法 です♪ 文学体験できたとき、すなわち、他者である「語り手」の体験を 他人事ではなく自分ごととして体験 できたとき、その作品は、もっともエネルギーを高めて、多くの学びをわたしたち読者に与えてくれるのでしょう(^^♪...
1月14日


永瀬清子さんの「あけがたにくる人よ」- 5 -(対話バージョン)
Y:言葉を思い出そうとするのは、違うんですね。 M:もちろんです(^^) この詩の言葉たちは、ながこさんの体験とともに生まれています。だから、その体験を置き去りにするのはいただけませんね。 Y:なるほどよくわかります! 「文学作品の言葉は、体験とともにある」と教えていただき...
2024年11月30日


永瀬清子さんの「あけがたにくる人よ」- 4 -(対話バージョン)
M:前回は、「 朗読をしましょう。自分の身体を使って、ながこさんと同じ体験を試みましょう 」とお話しして、レッスンを終えましたね。 Y:はい。ながこさんを深く理解するためには、「頭で推察、身体で体験」と教わりました♪ M:よく覚えていてくださって、うれしいです(^^)...
2024年11月26日


永瀬清子さんの「あけがたにくる人よ」- 3 -(対話バージョン)
永瀬清子さんの名詩「あけがたにくる人よ」を読むブログの3回目です。百合子さんとのやり取りを続けますね。どうぞお付き合いくださいませ(^^) M:そう!ながこさんは、最後の連でも、「あけがたにくる人よ ててっぽっぽうの声のする方から」って語っていますね。それに続く語りはどうで...
2024年11月6日


永瀬清子さんの「あけがたにくる人よ」- 2 -(対話バージョン)
今回は百合子さんとともに、永瀬清子さんの詩「あけがたにくる人よ」の朗読に取り組みます。皆さまも、一緒にお話ししている感じでお読みくださると嬉しいです(^^) ☆。。☆☆。…。。☆☆☆…。…。 タイトル「あけがたにくる人よ」 (一連目) あけがたにくる人よ...
2024年11月5日


文化のみち二葉館にて、講演と朗読のつどい♪
今年も、中京大学アクティブ・ラーニング研究会の皆さんとともに詩を豊かに味わうワクワクする機会を頂戴しました♪今回は、現代詩の母といわれる永瀬清子さんの詩と向き合います。 文学作品の朗読は、言語主体である 〈語り手〉に注目する読書...
2024年8月30日


☆ 推察するのって愉しいですよ〜(^^) 観察→推察→追体験
いつもブログをお読みくださってありがとうございます!今日も文学作品の朗読で、脳を育てる読書を愉しんでいらっしゃいますか? さて。文学作品の朗読は、[音声を与える行為]ではなく、[音声を授かる行為]。〈語り手〉や発話者の体験を探り、同じ体験を試みることで、作品世界で響いている...
2024年7月31日


今年もたいへんお世話になりました。感謝(^^)
前回のブログの続きです(^^) 皆さまとのやり取りで、さまざまなことに気づけます。深く考える機会を頂戴します。有り難いことだと心から感謝しています! お返事できないときもあると思いますが(ごめんなさい!)、ぜひどんどんドシドシご質問やメッセージを寄せてください。会話は大事♪...
2023年12月28日


朗読の定義
朗読は、朗読だけで存在するわけではありません。朗読は、いつも文章ととともにありますよね。そう、朗読は文章とセットで存在します(^^) 文章には、音声で届けることを前提とした文章もあれば、文字で届けることを前提とした文章もあります。...
2023年10月4日


☆ YouTube 茨木のり子さんの名詩「自分の感受性くらい」 サマーセミナー2023の内容解説とともに(^^)
7月17日㊗️海の日に、サマーセミナー特別講座がありました(^^♪ タイトル:朗読と歌で味わう「自分の感受性くらい」 場所:高蔵高校 本館 2階 会議室B 時間:4限目/14:50〜16:10 猛暑のサマーセミナーでしたが、茨木のり子さんの名詩「自分の感受性くらい」を、...
2023年7月19日
文学賞味会 中京大学ver. ありがとうございました!
本日は、中京大学の素晴らしい先生方、そして学生の皆さんとご一緒させていただきました。心よりありがとうございました。 朗読者は、文字言語の主体である〈語り手〉を追体験することで、言葉にふさわしい音を授かります。 今回、学生の早川さんに、茨木のり子さんの詩『わたしが一番きれいだ...
2023年3月7日
ありがとうございました(^^)
昨日は東京文京区にある日本医科大学で、国語教員の大橋浩二先生にご一緒いただいて、お話と朗読をして参りました(^^♪ 私立医科大学病院中央検査部技師長会会長でいらっしゃる三浦ひとみさまのご挨拶で始まった講演会。講演タイトルは、『朗読で読み解く「自分の感受性くらい」』で、茨木の...
2023年2月5日
